99.9%の請求書を電子化する方法とは?

WEB請求書照会サービス導入による改善事例

公開日: 2022.03.01

HCSNewsLetter 第209号

取材協力

事務局 金山 律子 様

協同組合富山県ハイウェイサービスセンター様について

[所在地]
富山県富山市総曲輪2-1-3 富山商工会議所ビル6階

[事業概要]
富山県内の企業向けに高速道路料金別納事業、自動車燃料提供事業、OA 用紙購買事業、教育情報事業、福利厚生事業を行う。

協同組合富山県ハイウェイサービスセンター様 Webサイト

 富山県内の企業向けに高速道路料金別納事業を行う協同組合富山県ハイウェイサービスセンター様。高速道路料金の請求書郵送にまつわる課題をどのように解決し、どのような効果が得られたのか?その詳細をご紹介します。

課題
(1)発行作業の効率化
(2)組合員様の要望対応
(3)封入作業での入れ間違い防止
効果
(1)99.9%電子化達成
   → 「半日の郵送作業が1時間に短縮!」
(2)希望される組合員様へのデータ提供実現
   → 「顧客満足度向上!」
(3)封入作業の大幅削減
   → 「ミスする不安から完全解放!」

目次

請求書の発行作業を改善するための「3つの課題」

事務局 金山 律子 様

-以前はどのような課題をお持ちだったのでしょうか?-

課題1:発行作業の効率化

 毎月、請求書の郵送作業に専務と私の2人で半日以上かかっていました。請求先の組合員様は200社以上、請求書は2,000枚以上。請求書を折って封筒に入れ、計量や料金計算作業まで行うのは大変でした。さらに、郵便局が集荷を廃止したため、請求書を郵便局に持ち込む手間が増えてしまいました。

課題2:組合員様の要望対応

 紙の請求書を郵送する一方で、約10社からは 『請求データが欲しい』 というご要望があり、個別に対応していました。

 請求書電子化のニーズは高まってきています。組合員様の要望に応えるためにも、『かんたんな方法ですべての組合員様にデータ提供できないか?』と考えました。

課題3:封入作業での入れ間違い防止

 請求先の組合員様が200社以上もあり、『間違えて別の組合員様の請求書を入れてしまわないか』と常に不安を抱えていました。封入ミス防止に関しても改善が必要でした。

「3つの課題」を解決する 帳票Web照会サービス

-帳票Web照会サービス採用の決め手を教えてください-

 当組合は設立当初から30年来HCSさんにお世話になっています。請求書の発行作業の効率化についてHCSさんに相談したところ、「帳票Web照会サービス」をご紹介いただきました。すでに同業の組合でそのサービスを利用されていること、少人数でも運用できることが採用の決め手になりました。

-帳票Web照会サービス導入にあたり、工夫された点を教えてください-

 組合員様にWeb照会切り替えをお願いする案内書を用意しました。Web照会サービスが 「かんたんで使いやすいシステム」だと理解していただけるよう、内容を工夫したおかげか、組合員様からのお問い合わせは5、6件程度でした。1人で対応していたので、思ったよりもお問い合わせが少なく安心しました。

 また段階的に電子化を進めたことも工夫した点です。2021年10月から帳票Web照会サービスの運用を始めたのですが、半年間は「紙郵送」と「Web照会」の並行運用期間としています。組合員様のご希望をお聞きし、Web照会への切り替えをご了承いただいた先から、順次、紙の請求書郵送をやめています。4月以降は特別な事情がある場合を除き、Web照会に切り替えていただくことになっています。

導入効果・メリット

-帳票Web照会サービス導入でどのような効果が得られましたか?-

効果1:99.9%電子化達成 → 半日の郵送作業が1時間に短縮!

 

 毎月2,000枚以上の請求書を郵送していましたが、2022年4月で99.9%を電子化できます。請求データをHCSさんに渡せば、HCSさんが請求書のPDFデータ作成から公開準備まで全て行ってくれるので、電子化した請求書発行にかかる作業はほとんどありません。私はシステム上で「メール送信」ボタン1つをクリックするだけです。メールを受け取った組合員様は、専用サイトでIDとパスワードを入力すれば請求書を閲覧することができます。

 2人で毎月半日以上かかっていた紙の請求書郵送作業は、1人で1時間もあればできるようになりました。

効果2:希望される組合員様へのデータ提供実現 → 顧客満足度向上!

 

 200社以上の組合員様にご希望をお聞きししたところ、「すぐに請求書をWeb化したい」という声も多くありました。請求書の電子化は、新規先にアピールできる材料にもなっています。

効果3:封入作業の大幅削減 → ミスする不安から完全解放!

 

 請求書が電子化されて「封入ミス」の心配がなくなり、『間違えたらどうしよう』という不安から解放されました。

同じ課題を持つ皆様にひと言

 日常生活の中でも請求書の電子化が浸透しているおかげか、案外抵抗感もなく受け入れてもらえたので『これも時代の流れなのかな』と感じました。事前案内など準備さえしっかりしていれば、思っているよりスムーズに始めることができますよ。

-インタビューにご協力いただきありがとうございました-

関連導入事例

お気軽に資料請求ください。

様々な課題解決事例集をご用意しています。
お気軽に資料請求ください。