紙管理からの脱却は勤務実態の見える化から!
学校向け、働き方改革の成功事例
公開日: 2021.07.01
HCSNewsLetter 第201号
取材協力
教頭 島畑 博之 様
事務 前田 美和子 様
学校法人金沢高等学校様について
[所在地]
石川県金沢市
[事業概要]
創立93年の私立高校。教職員数123名、生徒数1313 名。校舎内には部活動での輝かしい戦績を物語るトロフィーが多数展示されている。
紙の出勤簿で教職員の出勤状況のみ管理していた私立高校が、システム導入により勤怠管理の適正化と省力化に成功した事例をご紹介します。
- 課題
- (1)適切な方法で勤務実態を把握したい
(2)部活動の取り組みを管理したい
(3)勤怠管理業務を効率化したい
- 効果
- (1)客観性のある勤務実績の記録を実現
(2)残業や部活動の予実を一元管理
(3)勤務日数 /時間は一目で確認可能に
「働き方改革」の波は教職員も例外なし
今から3 年くらい前だったでしょうか、世間で「働き方改革」という言葉が出始めて、教職員の「働き方改革」にも注目が集まりました。公立高校では共通のガイドラインに沿った、適切な勤怠管理の取り組みが始まりましたが、私立高校である本校でもそれに準じて対応すべきと判断しました。
以前の勤怠管理は…「アナログ管理」
朝出勤すると職員室にある紙の出勤簿にハンコを押します。100 名以上いる教職員毎のハンコの数を事務員が数えて、月の勤務日数を集計していたのです。年休/ 振休/代休などの申請も紙で運用していたので、消化状況は事務員が集計していました。一時は、勤怠をExcelで管理していましたが、集計が大変でしたし、勤務実態を正確に把握するには限界があったので、システムの導入を検討しました。
「デジタル化」で勤務実態を見える化
入退館はカードリーダーに職員証をかざして打刻し、出退勤打刻や年休等の各種申請は教職員が各自の業務PCを使います。残業は事前申請制にしましたが、各自が意識するようになったのか、残業時間は間違いなく減っています。また、システム導入の狙いの一つが部活動の予実管理でした。部活動による教職員の負担を軽減するために、所定の休養日を設ける必要があります。予定と実績を管理することで、部活動の取り組み状況や休養日をチェックできます。勤怠をシステムで一元管理することで、「気づき」を得やすくなったので、次のアクションが取りやすくなりました。
同じお悩みを持つ皆様へひと言
アナログ的な管理に慣れた方には抵抗があるかもしれませんが、デジタルへの転換は今の若い方たちにはすんなり受け入れられる時代だと思います。教職員の動きも把握しやすくなり、集計や管理も楽になるので、是非取り組んでみてください。
貴重なお話、ありがとうございました
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